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  矢野倖一少年
 
  ガソリンエンジン
搭載模型飛行機
1912年 矢野少年 空へのあごかれ
〜ガソリンエンジン搭載模型飛行機の製作〜
明治45年(1912年)4月、福岡日日新聞社主催の模型飛行機大会が開催された。審査員たちを驚かせたのは、ゴム動力機ばかりの参加機の中でただ一機、小型のガソリンエンジンを搭載した飛行機が登場したことである。製作者は当社の創業者矢野倖一である。
 彼は福岡工業高校の機械科に進み、将来はエンジニアとして、飛行機を手がけるのが夢であった。その飛行機も彼が一年がかりで製作した飛行機であった。
 しかし、その飛行機は数メートル滑走しただけで飛び上がる事が出来なかった。だが、審査員たちはその努力と将来性を高く評価し、最優秀の甲賞を贈った。そして、その大会での受賞は新聞に大きく掲載されたのである。それは、倖一少年の運命を大きく変えることとなった。
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